・08月17日(金) 合法密造酒

 今回は科学の実験コーナーということで、密造酒ならぬ、密造ワインを作ってみましょう!

 と言っても法治国家の日本ですから合法的に行きます。


 まずは予備知識から。

 みなさんご存知?の通り、日本では個人でお酒を造ることは禁止されています。ですが、お酒の定義はアルコール度数1%以上となっています。
 ですから、1%未満で醸造するのは合法ということになります。1%以上だとたとえ自己消費であってもNGですよ。
 海外では自家醸造は一般的に行われているので日本は厳しいですね〜。

 もう一つ予備知識として、日本では路上でお酒を飲むこと自体は違法ではありませんが、アメリカでは路上での飲酒は逮捕されることもありますから気を付けてくださいね。




 では合法密造ワインの作り方です。
 インターネットで検索すると詳しい方が美味しく作る方法を説明してくれていると思いますが、ここでは敷居をすごく下げて、簡単に説明します。

 まずはやってみないことには始まりませんし。
 それでもおいしくできますから。

 必要なもの:
 1、100%のグレープジュース(今回はスーパーの缶ジュースを使用)
 2、ドライイースト(スーパーの製菓コーナーにあります。200円くらい)
 3、焼酎の空き瓶か空きペットボトル
 4、ティッシュかキッチンペーパー
 5、輪ゴム
 6、(アルコール度数が高くなるので国内では禁止!)砂糖

 簡単でしょ?

 まずは焼酎の空き瓶か空きペットボトルを飲み切って空にします。
 なぜ焼酎かって?内部がアルコールで殺菌されているからです。

 空になった瓶に100%グレープジュースを9分目くらい入れます。
 100%グレープジュース

 ドライイーストを入れます。
 ドライイースト

 分量は瓶のサイズとイーストの小分け袋のサイズの関係上700mlに対して3gのイーストを入れました。

 海外在住で自家醸造が可能な国の方はここで砂糖を100g程度入れるといいでしょう。

 これらを入れたら蓋をして振り、中身をよく混ぜます。
 自家製ワイン

 よく混ざったことを確認し、蓋を緩め、内圧が上がらないようにして上からキッチンペーパーを被せて輪ゴムで縛りましょう。

 夏場の暑い部屋だと1時間もしないうちに泡立ってきます。

 自家製ワイン発酵

 冬場の寒い部屋だと少し暖かいところへ持っていきましょう。

 あとは数日間待つだけです。

 泡が立たなくなったら冷蔵庫へ入れ、しばらく待ちます。

 すると上に透明、真ん中に濁った部分、底にカスがたまっているのでカス以外の部分をグラスに注ぎ、嗜みましょう!


 うまい!


 グレープジュースに含まれる糖分が酵母(ドライイースト)の働きによって二酸化炭素とアルコールに分解されたのです。
 泡ぶくの正体は二酸化炭素です。二酸化炭素が作られているのと同時にアルコールも作られています。

 飲み干したらまたグレープジュースを入れて待てばいいだけです。下にたまったカスに酵母が残ってるんですね。


 それにしてもアルコール度数っていったいどうやってはかるんだろう?




   




Bull's Life by mozu のTopに戻る






くるま道楽とmozuの日記サイト「Bull's Life by mozu」
Copyright(C) mozu おずん All Rights Reserved.